私自身、メディアコスモスができる前は、市内のあちこちのコーヒーショップやファストフード店等で夜勉強している生徒さんを度々目にしました。全部が全部ではないですが、家に勉強する場所がない生徒さんもおみえになることを当時、そのとき知りました。それでも学ぶ意欲を失わない、頑張って勉強しようとされる青少年の皆さんのために、安心して勉強ができる場所を行政で提供できないかと議会で取り上げさせていただいておりました。
新たに完成したぎふメディアコスモス中央図書館には、1,000席に迫る椅子や机を用意していただき、児童生徒が安心してゆっくりと勉強できる場所ができたと、年々その認知度が高まっていると感じております。
しかしながら、ここへ来て、主にテスト期間を中心に学習スペースがいっぱいで勉強する場所がない。せっかくバスを乗り継いでメディアコスモスに来たのに、学習スペースがいっぱいで諦めて帰らなければならず残念であったという声を市民の方からいただくようになりました。
しかし、その一方で、図書館においては、自習とは別に本の閲覧や資料の調査目的で利用される方も大勢いらっしゃることから、その方々のためのスペースも確保することが必要ということも理解しております。
せっかく勉強する意欲でメディアコスモスを訪れ、学習スペースがなく帰っていただくのは大変申し訳ないですし、ましてやテスト期間中であれば、大切な時間も無駄になってしまいます。また、そうして空いてる場所を探して回るのも大変かと思います。特にテスト期間中は学習スペースを増やす、さらには、メディアコスモスのスタッフに言えば空きスペースを案内してもらえるとか、何か対策はできないでしょうか。お考えをお伺いしたいと思います。
現在ぎふメディアコスモスの座席は閲覧席を除くと1階、2階合わせて409席で自習可能となっております。また、現在の利用状況でございますが、テスト期間中の休日のお昼頃には、図書館内はもちろん、1階のテーブル席等も含め満席に近い状況となりますが、平日は満席にはなっていないと認識しております。
今後の対応でありますが、災害時における安全対策、避難経路や点字ブロックも含めた動線の確保等に留意しながら、2階中央図書館内の設置可能なスペースに加え、1階においても、一定時間予約がないスタジオやオープンスペースである「ドキドキテラス」にテーブルや椅子を設置するなどの対応を行うことで、最大140席程度の増席を目指してまいります。また、混雑時には、限られたスペースをできるだけ多くの方に利用していただけるようお声がけに努めてまいります。