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小学校の集団登校体制について

小学校の集団登校体制について

西垣
西垣

本市全体で小学校46校中、19校。4割以上の学校で集団登校を実施していないとのことでした。幼稚園を卒園したばかりの児童が一人で毎日学校へ通うのか、大丈夫なのかという疑問を率直に抱きましたが、今までそれで登下校が問題無く行われてきたことに驚きも感じました。さらに地域で聞き取りを行ったところ、特に新1年生を中心に、幼稚園の友達同士や近所のママとも同士声を掛け合って一緒に登校していたり、自治会を中心に町内で一緒に登校できるように取りはからっているというお話しを聞き、新1年生単独で登校するといった事例は少ないのではとも感じたのですが、だとすれば転入生などのように孤立してしまう生徒も出てくる心配もあり、学校として集団登校の体制をしっかりと確立するのが、やはりのぞましいのではないかと思います。集団登校している学校とそうでない学校が混在する経緯についてお伺いします。

教育長
教育長

市内小学校の現状は、46校中27校が集団登校を実施しております。また、下校については、学年ごとに集団下校を実施している学校や特定期間のみ集団下校を実施している学校があります。昭和43年に当時の文部省が集団登下校の実施についてという通達の中で、「集団登下校は、通学の安全を確保するための有効な方法であるが、反面、大事故を起こす危険もあるので、学校においては、通学路の道路事情および交通事情を具体的に検討したうえで、個々の通学路ごとに集団登下校を実施するかどうか決めること。」と示しております。
集団登校にするかどうかは、安全性や危機管理という点において校区の実情や児童数の増減、取り組みの経緯などを考慮しながら、PTAの意向を尊重し、地域の支援体制を求めつつ、検討が必要な場合は学校運営協議会等で協議するなど、各学校が判断しております。

西垣
西垣

集団登校は安全な登校の他に、学年を超えた年長者の役割、先輩後輩といった長幼の関係性を学ぶためにも有意義だとおもいますし、登校については統一した見解を教育委員会について持つべきだとも考えますが、登校のあり方について教育長の所見をうかがいます。

教育長
教育長

登校のあり方についてですが、集団登校は、通学の安全確保をするためにも、教育的意義づけにおいても有効な方法です。特に低学年の子どもにとっては、安心して登校でき、高学年に対して憧れを持つことができます。高学年にとっても、思いやりの心やリーダーシップを鍛えることができる異年齢集団の有効な指導の場となっております。
しかしながら、道路事情や保護者の考え方、地域の体制等、実情が異なるため、全ての通学にとって、集団登下校の実施がより好ましいと言い切ることはできません。
議員御指摘の新1年生の子どもたちへの安全に関しましては、教職員や保護者、地域の皆様の見守りに加え、学校によっては、入学前に子どもと保護者が近所のお兄さん、お姉さんにお願いへ行くような取り組みも行っております。さらに、できるだけ児童が1人にならないよう、近所の子と誘い合って登校することを学校においても児童や保護者に働きかけるなど、児童一人一人に対する配慮を引き続き行ってまいります。そうした取り組みは、地域のきずなづくりにおいても効果があると考えるため、広めていきたいと考えております。
どの方法をとるにしても、その方法のメリットとデメリットを当事者や関係者がよく理解し、交通事故や連れ去り事件、いじめ等が起きないよう、適切な運用を図っていくことが大切です。

西垣
西垣

集団登校をするにしても見守り体制を中心に地域の方々の協力も不可欠です。私も地元で青色回転灯パトロールや朝の見守り活動のお手伝いをさせていただいておりますが、生徒の保護者以外の地域の方々のご苦労ご活躍に対しては本当に感謝しております。登校のあり方について学校毎に保護者はもちろんのこと地域の方々の意見を聞く必要があるのではないかと思いますが、この点についておたずねします。

教育長
教育長

登下校のあり方について、保護者や地域の方々の意見を聞く場の設定についてです。
まずもって市民の皆様には、2,839軒の子ども110番の家、2,341名の子ども見守り隊、総数42台の青パト、見守りステッカーを張っている事業所や車、自転車など幾重にも手厚く見守っていただいていることにつきまして感謝申し上げます。そうした場面でお感じになったことは、コミュニティ・スクールの安心安全部会やPTA地区懇談会で話題にし、改善を図っています。また、市民の皆様が登下校などの日常において子どもを励まし、注意喚起することは、教育効果が大変大きいと証明されております。そうした場合は、学校ごとで作成しているよいこと見つけなどを通して御連絡いただけると、学校でも指導に役立てることができ、一層の相乗効果が期待できます。今後とも、それらの仕組みを活用し、いろいろな御意見を伺っていきたいと考えております。

児童見守りシステムについて

西垣
西垣

生徒が、鞄や衣服などへ身につけるICタグを、学校の校門に設置されたICタグ読み取り装置が感知、保護者にメール等で、リアルタイムにその情報を提供することにより、保護者は子どもが無事に登校したことが確認できるほか、子どもの下校開始時間を知ることでその帰宅時間を予想することが可能となり、出迎えや通学路のパトロール等を適格に行うことができるようになるという「児童見守りシステム」についてです。
三里小学校ではこのサービスを希望する保護者が有料で利用されており、本市では三里小学校のみが学校及びPTAの判断でサービスを導入されているようであります。この「登下校見守りシステム」は、総務省が子どもの安全を守る情報システムとしての「児童見守りシステム」のモデル事業を平成19年度に実施しており、その事業の成果をもとに「児童見守りシステム導入の手引き書」を作成、各自治体で事前検討を円滑かつ適切に行うために必要になる知識や情報を提供しており、県内ではお隣の岐南町をはじめ多くの自治体でこのシステムが導入されているとのことでありました。現在は学校ごとの判断に任せ三里小学校のみがPTAの方々が中心になって導入されているようでありますが、集団登校していない学校が4割以上ある本市ではこの有益性は充分あるのではないかと考えます。また、このシステムは見守り活動している方々にもメールすることで登下校の時間を的確に知ることができ、効率的で有効な見守り活動ができるとも総務省の手引きで明記されております。教育委員会として導入についての検討をされるべきではないでしょうか。

部長
部長

三里小学校では児童見守りシステムが導入されております。子どもが校門を通過すると保護者にメールが送られるシステムです。導入の経緯は、当校には見守り隊がないため、安心のための代替措置として、PTAが話し合って、ある会社のシステムを平成27年に導入いたしました。最初の3カ月を無料期間として試したところ、続けてほしいという要望があり、現在約23%の児童が活用しております。個々の保護者と事業者との間で契約をしているもので、1人当たりの負担額は年間5,000円程度です。受益者負担で済むこうした方法なら、一定数の契約が見込まれる学校においては、導入することは可能であると考えます。
こうしたシステムについて、今後、より安価で高機能なものが開発されると思われますので、教育委員会としても研究していきたいと考えております。本市としては、現在ある見守り隊や公立、私立問わず幼稚園、保育園、こども園、小中学校、警察などに一斉に情報を伝える安全・安心ネットワーク、防犯、交通安全、防災の意識を高める地域通学路安全マップ、通学路の危険箇所の点検と整備などをさらに進め、ハードとソフト両面で子どもの登下校を見守る仕組みを地域、関係諸機関と連携し、一層推進させてまいります。

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