中学校に不登校生徒のためのフリースペースを設置

4月から市内5校(三輪、岐阜、境川、長森、梅林)の中学校の空き教室を活用し、公設のフリースクールとなる「フリースペース」が設置され、本日は一番環境整備が進んでいる三輪中学校を見学させていただきました。

私自身民間のフリースクールと交流を重ねる中で、不登校の生徒児童が学校に行けなくてもフリースクールには来れるようになったことを評価し、学校と同じく「出席」にすべきだと訴えてきましたが、教育委員会の制限がありなかなか「出席」はおろか「出席扱い」にもなりませんでした。

当然、教室に集いみんなで学びあうということが一番基本ですが、それができない子もいます。

そうした点をふまえ学ぶ場所は教室だけではなくいろんな選択肢があっていいのではとの思いから、別の場所で「出席扱い」となる場所を行政で設けるべきだと訴えてきた結果、今回フリースペースの設置が実現しました。

今回のフリースペースは授業内容についても草潤中学校に準じた内容にし、生徒が自由に学べる環境を提供するほか、今後は周辺の中学校、小学校からも受け入れることができるようになります。
また、ここに通えれば「出席扱い」でなく正規の「出席」となります。

訪れた三輪中学校のフリースペースには、担任の先生がみえ、保健室等他の部屋に通っていた生徒もここへ通うようになった他、こうした教室ができるのならと、それまで不登校だった生徒も2名新たに通えるようになったとのこと。
部屋は衝立を導入しマンガ喫茶の個室のように勉強できる空間や、よりそって勉強できる空間などが用意されており、生徒自ら工夫して居場所を確保し勉強していました。
今後は民間のフリースクールとの連携を強化し、一人でも多くの生徒児童の未来を拓くため、学べる居場所を拡大していきたいと思います。