この事業については、昨年5月に石井国交大臣が岐阜市にこられたおりに、夕方の時間帯に国道21号の該当箇所を通っていただくとともに、隣接するふれあい会館の最上階から柴橋市長といっしょに交通状況を視察していただきました。
その際、私ども岐阜市議会公明党の議員も同席させていただき、国道21号の岐阜市内高架化早期実現を市長とともに直接訴えをさせていただきましたし、今年に入ってから、柴橋市長は、古田知事と一緒に国土交通省阿達政務官、森事務次官にこの件についての早期実現を要望されたとお聞きしております。
またそれに先だつ昨年秋には、国土交通省岐阜国道事務所が国道21号岐大バイパスの平面部高架化について、関係機関や地元協議のための資料として活用する予備設計を民間業者に依頼したとの報道も耳にしております。
沿道周辺住民の意見収集もすでに行っているようであり、市民からあらためて期待の声を多数お聞きする本事業ですが、国の動向は現在どのような状況か。また本市の実現に向けての取り組みについてお聞かせいただきたいと思います。
議員ご案内のように昨年5月に石井国土交通大臣が岐阜県内を視察された際には、国道21号岐大バイパスの沿道状況や交通状況等を見ていただいたところです。
そうした中、立体化の早期実現を一層強く働き掛けるため、先月の13日に県知事のほか、柴橋市長が会長を務める事業促進のための期成同盟会の会員市町や、経済界による要望団体役員と共に国土交通省を訪れ、阿達国土交通大臣政務官らと面会し、早期の工事着手を要望してまいりました。
阿達政務官からは、国道21号の現状や課題について理解を示され、立体化に向けた検討を進めたいとの発言を頂いたところであります。これらを踏まえて、沿道利用状況の変化や渋滞など交通に関する課題などを共有し、立体構造や整備区間の再検討の必要性などについて、国や県などの関係機関との検討が動き始めたところであります。
こうして長年の懸案でありました国道21号の市内立体化に向けて大きく動き出したところでありますので、本市としましては、一日も早く工事が着手されるよう、引き続き、官民が一体となって国に要望するとともに、地元説明会開催の支援や必要な手続きなど、できる限りの取組みを行ってまいります。