2018年9月 台風21号における避難所の運営について

今回の台風21号は25年ぶりともいわれる非常に強い勢力を保ったまま9月4日に日本列島を縦断。進路となった地域を中心に19道府県の観測地点で最大瞬間風速の観測記録を更新。「風台風」として猛威を振るいました。
岐阜市でも過去4番目となる風速39.3m/sとなる強風が吹き荒れ、大きな被害は出なかったものの、その影響は最大で市内44,000戸を超える家が停電し、全世帯復旧には9月4日の台風通過から3日あけた7日未明までかかるなど、市民生活に大きな不便が出ました。

西垣
西垣

岐阜市の避難所では台風通過前にいち早く避難所を開設していただいたものの通過スピードが速かったこともあり、台風が過ぎ去った4日午後7時半ごろには全避難所が閉鎖されたとお聞きしておりますが、停電が長引くのを想定されているのか疑問です。避難所を閉設するタイミングが少し早かったのではないかとも思いますが、今後の対応も含めてお考えをおたずねします。

部長
部長

台風通過後、「避難準備・高齢者等避難開始」の発令要因であった雨や風が収まったこと、各地域の避難者が自宅に変えられたことを確認したうえで順次避難所を閉鎖しました。ただ、停電の復旧までに2日以上要した地域があったため、災害時の重要な情報手段となる携帯電話が充電できずお困りの連絡が入ったことから当該地域の公民館に携帯電話の充電器を配置し、防災行政無線で周知をしたところです。今後はこの点も考慮し防災訓練を通じ生かしてまいりたいと考えております。(都市防災部長)

西垣
西垣
地域の方々から停電の復旧がいつになるのかわからず不安だったという声をいただきました。電力会社の窓口が繋がりにくかったことも一因だと思いますが、岐阜市が電力会社と連携して避難所で周知するなどすれば地域住民の安心にも繋がったのではないかと思いますがいかがでしょうか。
部長
部長

今後は中部電力に対し、復旧見込み及び原因等の迅速な情報提供を求め、停電に関する適切な情報提供に努めて参ります。(都市防災部長)